インターネットを利用するすそ野が大きく広がった今こそが、「ひとりビジネス」をスタートさせるベストなタイミングです。
自分の趣味、経験、強みを活かして、自由に自分のメッセージを発信しながら、お客さんが「ありがとう!」と感謝し、お金を払ってくれる。「ひとりビジネス」は、最高にハッピーなストレスフリーなビジネスモデルなのです。
「私にはなんのスキルもないから……」なんて、心配は無用。あなたのエンロールパワー(人を巻き込む力)を活かしてください。特別な才能は不要です。人脈も「ひとりビジネス」を続ける過程で、広げていけばいいのです。
大事なのは、自分がワクワクするかどうか。自分の「ワクワク感」を大切にして、ビジネスの苗をじっくり育てていきましょう。
実際に「ひとりビジネス」を始めるにはどうしたらいいのか?
6つのステップで考えてみてください。
「ひとりビジネス」にかぎらず、どんなビジネスでも、「誰に(対象)×何を(テーマ)×どのようにして(手段)」を決める必要があります。
テーマと手段を取り違えてしまう人はたくさんいます。そして、テーマを決めずにコンテンツ作りに突入すると、挫折してしまう危険があります。「誰に×何を×どのようにして」をセットにして考えなければ、「ひとりビジネス」の方向は定まらないのです。
では、どうすれば、うまくテーマを決められるのでしょうか。大事なのは「AからBへ変わる方程式」です。あなたが提供する商品・サービスで、お客さんがどう変わりますか?どんな問題が解決できますか?以前よりハッピーになれますか?
ワクワク感があるのなら、そのテーマは正解です。
あなたが「ひとりビジネス」をする理由は?
こんな問いかけに即答できる人は、なかなかいません。それは、テーマの奥にあるコア・メッセージが明確になっていないからです。
コア・メッセージとは、あなた自身のキャッチフレーズのようなもの。「あなたが何をしようとしているか」を、みんなにわかりやすく伝える、短いキャッチコピーを作ればいいのです。ビジネスがうまくいかなかったり、行き詰ったりしたときも、このコア・メッセージを思い出して原点にかえることで、ブレずに再スタートすることができるのです。
「ビビサク」とは、「ビビッと感じたら、サクッと行動する」という行動習慣を表す言葉です。
過去の体験をよく思い出してみてください。うまくいったときは、何も迷わなかったはず。うまくいくときは、迷わないものなのです。だから、「迷ったらやめる」。これを、肝に銘じておきましょう。ビビッと感じた、あなたのその直感を信じる、という姿勢が大事なのです。
「ひとりビジネス」におけるコンテンツとは、あなたが提供する商品(またはサービス)のこと。大切なのは、人の役に立てる商品であるかどうか。役に立つなら、他人の商品を仕入れて売ってもかまいません。そう考えると、気持ちがラクになりませんか?
手先が器用な人なら、小物を作ったり、洋服を作ったりすることができます。自分の経験・知識を音声や動画にまとめることができれば、それも自分の商品になります。
自分で作ることができなければ、他人の商品を売ってもいいのです。自分でゼロから商品を作るよりも、はるかにラクに、しかもすぐにスタートできるはずです。
「他人のいいものを紹介する」という発想を持てば、商品はいくらでも作れます。商品の作り方を考えたら、あとは売るだけ。すぐに実行できるのが「ひとりビジネス」の醍醐味です。
価格を決めるときは、「松竹梅の法則」を意識します。
商品が3段階に分かれているとき、お客さんは「安い商品より、高い商品のほうが効果があるはず」と考えます。次に、「いちばん高い『松』で失敗すると後悔する」と思い、「いちばん安い『梅』は効果がないかな?」と判断します。
結果的に、中間の価格帯である「竹」の商品を選ぶ可能性が高くなるのです。
値づけは、とても大切です。「1つの商品の価格が1つしかない」という1対1対応にはしないこと。お客さんに、選択の自由や楽しさを提供しましょう。
あなたの「商品の価格」は、あなたの「セルフイメージ」に影響を受けています。「(せいぜい)10万円がマックスだ」と感じる人は、知らず知らずのうちに、心のブロックを作っています。
誰も申し込まなくてもいいと考え、「高額商品」を1つ設定しましょう。それが、あなたのお金に対する心のブロックを解放してくれます。
また、無料セミナーをしたり、無料講演をしたりすると、その参加者たちは、いわゆる「クレクレ星人」に変身する確率が大です。「サービスは無料で当たり前」が前提の方たちとおつき合いすると、心の葛藤に苦しむことになります。
「ひとりビジネス」には、「少額でも赤字にしない」「少しでも黒字を生む」という考え方が重要です。
「ひとりビジネス」には、自分の商品・サービスを発信する場所が必要です。
(1)基本3点セット
ホームページ+ブログ+メルマガ
(2)SNS
フェイスブック(Facebook)、ツイッター(Twitter)、インスタグラム(Instagram)、ライン公式アカウント(旧ライン@)など
(3)動画
ユーチューブ(YouTube)など
まず、基本3点セットは、「ひとりビジネス」の発信基地になるメディアです。はじめて「ひとりビジネス」をスタートさせるなら、まず、この基本3点セットを形にすることをめざしましょう。
SNSは、お客さんを誘導するためのメディアです。あなたの商品・サービスにぴったりのSNSを優先させてください。動画も、「ひとりビジネス」には欠かせません。動画は集客・宣伝でとても大きな力を発揮します。
「ひとりビジネス」を成功させている人は、上手にメディアを使い分けています。
まずは、自分のホームページを持つことから始めましょう。
サーバーには、無料でレンタルできるものがあります。一方、有料のレンタルサーバーを借りて、ドメインを取得するという方法もあります。
「ひとりビジネス」を始めるなら、独自ドメインの取得を強くオススメします。
自分のホームページを持ったら、「グーグル・アナリティクス」を入れましょう。グーグル・アナリティクスは、誰でも無料で使える高機能なサイト分析ツール。導入したその日から、あなたのホームページ利用者の訪問状況、流入経路、行動パターンなどの貴重なデータを把握できるようになります。
ホームページは「作ったら終わり」ではありません。
メルマガは、今でも「ひとりビジネス」に欠かせないツール。メールアドレスを登録しておけば、一斉に同じ内容のメールを送ることができます。
つまり、メルマガだけが、攻めのメディアなのです。まずは、あれこれ心配せずに、楽しみながらやってみましょう。
SNSを入り口にして、あなたのブログへ誘導するのです。パッと見ただけでひきつける見出しを書いて、最後にブログのリンクを張る。あとは、これを地道に愚直にコツコツとひたすら継続するだけです。
また、今は動画の時代です!動画と言えば、「ユーチューブ(YouTube)」でしょう。動画の長さは1分から、長くても3分。できるだけ、3分を超えないようにしてください。短い動画をたくさんアップしたほうが効果的です。
一般公開はすべての人に、限定公開は特定の人に、と考えて動画コンテンツを使い分けましょう。
集客でもっとも大切なのは、「自分ひとりで集めよう」とアクセクもがかないこと。「助けてください!」と、さわやかにズーズーしくお願いするのです。他の人に紹介してもらうことを、恥ずかしがったりためらったりしてはいけません。
まずは、友だちの5人からスタートしましょう。友人からの紹介で、少しずつ着実にお客さんを増やしていく。これこそが、最短で、しかも最強の集客法です。
「ひとりビジネス」においても、コラボを活用できます。
ひとりでウンウンうなって集客を考えるより、誰かとコラボしたほうが、いい結果につながります。
コラボするときは、あえて異業種の人とコラボしてみることも大切です。別のターゲット層が交じり合って、これまで予想したことがなかった新たな化学変化が起こります。
「ひとりビジネス」では、同業者を、お互いに足を引っぱる「ライバル」と考えないことが大切。「いっしょに成長していく仲間」と見るのです。
「ひとりビジネス」の集客には、もう1つ大事なことがあります。それは、キャッチコピーです。
もし、「コレだ!」と思えるようなキャッチコピーが見つかっていないなら、とことん納得できるまで考えてみましょう。
人は秀逸なキャッチコピーに引力に引かれるように集まります。一度、目にしただけで記憶に残るようなコピーを発信できれば、人がどんどん集まってきます。
また、ターゲットを広げると、薄ぼんやりとしたメッセージになりがちです。ターゲットを狭めれば、鮮烈なメッセージになり、心に刺さります。
「別のターゲットには、別の商品・サービスを用意すればいい」と考えましょう。
「ひとりビジネス」が軌道に乗り始めたら、売り上げの一部を広告費に回すことを考えてみてください。
どうやって広告を出すのか? オススメは「プロにおまかせする」です。
プロに頼めば、毎月、詳細なレポートを出してくれるので、それを見ながら、広告の出し方を改善していけばいいのです。
ベースになるのは、オプト・イン用のランディングページです。
「オプト・イン」とは、ユーザーから事前に情報発信や個人情報利用の承諾を得るプロセスのこと。広告宣伝メールを配信する前にオプト・インで承諾を得ることは必須です。つまり、「ご案内メールを送りますよ。いいですか?」と許可を求めるための専用ページを作るのです。
オプト・インしてもらったら、次はステップメールを送信します。
メールには、決済用のランディングページへのリンクを貼ります。決済用のランディングページも別に作り、そこでカード決済をしてもらうのです。
「自動化」の仕組みを作れば、あとは結果を待つだけ。「今日は何件、売れたかな?」と考えるだけで、1日の終わりが待ち遠しくなります。
「ひとりビジネス」では、ほとんどのことを自分でやらなければいけないので、お金関連の事務作業について、自分なりのグランドルールを決めておくことが大切です。
お金関連の事務作業は「午前中」にすませてしまうことをルールにします。午前中に、15分でもいいので、「お金の時間(マネータイム)」を強制的に設置して習慣化しましょう。
大事なのは、毎日「帳簿」をつける習慣を持つことです。
また、「ひとりビジネス」では、「ビジネスの財布」と「プライベートの財布」をハッキリ区別することが重要です。クレジットカードもきちんと使い分けること。
お金の管理は、分けることから始めます。「ひとりビジネス」と「プライベート」をきっちり区別しましょう。
「ひとりビジネス」と聞くと、「ひとりぼっちで黙々とやるビジネス」という印象を持つ人がいますが、「ひとりビジネス」はひとりでやるビジネスではありません。「ひとりビジネス」だからこそ、「チームの発想」が重要なのです。最大のコツは、「ひとりでやらないこと」なのです。
あなたのチームに「すごい人」はいますか?
「すごい人」とは、「ひとりビジネス」で大成功していたり、人から尊敬されるような社会的地位を確立したりしている人のことです。
人生のステージを上げようと思ったら、つき合う人を変えるのがいちばん簡単な方法です。あなたのチームを引き上げるために、「すごい人」に入ってもらいましょう。
「ひとりビジネス」で、いちばん大切な資源は「人」です。
いいチームは、あなたの「ひとりビジネス」を3倍速で成功へ導きます。大切なチームを活性化するいちばんのコツは、スバリ、チームの「勉強会」です。
メンバーが遠方にいる場合は、ウェブ会議をすればいいだけです。お互いの顔を見ながら話すことで、チームとしての一体感や連帯感が生まれるからです。
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