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毎月5000円で自動的にお金が増える方法
ミアン・サミ
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iDeco / Nisa
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お金自体に価値はない

そもそもお金とはなんでしょうか。

読者の皆さんは説明できますか?

お金とは、すなわち価値を温存するための器です。ジュースや水を入れるコップがそれで、「問題を解決する対価」に対しての受け皿にすぎません。なので、だれかの問題をいかに解決したかに支払われる報酬が価値で、より多くの人の大きな問題を解決するほど価値を得られるのです。

ほとんどの人は、問題解決を意識して働くことはありません。どちらかといえば、目の前に与えられた仕事を一生懸命に処理しているだけです。そうした状況だと少ない価値しか提供できませんから、より多くの対価(給与)を得ることばかりに意識を向けても仕方ありません。

その1万円札の価値とは

さて、お金を発行しているところはどこでしょうか。

政府であり中央銀行になります。お金を作れるという特殊な権利を持ち、中央銀行の口座にはお金なんて入っていません。必要になったらプリンターのボタンを押す感覚で、お金を発行することができます。

そのお金を使い、政府は社会保障や公共事業などに割り振っていきます。このとき発行させるお金を政府はコントロールすることができるのですが、政府は2%のインフレターゲットを設けて実現させると明言しています。

言うなれば、お金の実質的な価値が2%ずつ低くなってしまうということです。たとえば子供のためにと銀行に1000万円あなたは貯蓄したとしましょう。しかし、政府が2%インフレをすすめてしまうと、コップに穴が空いたかのようにすこしずつ水が出ていってしまいます。その結果、実質的なお金の価値が500万円になってしまうというようなこともあるのです。

紙幣をそのまま持つ人は奴隷

そうした政府のお金のコントロールについては、何も隠された話ではありません。お金を抱え込まないで投資に回してほしいと明言しています。しかし、投資をする術を知る人はなかなか増えません。

でも、普通に考えたら価値が下がる紙幣をためこむよりも、動かした方が現実的ですよね。これは、奴隷か主かということにも言い換えが可能です。

紙幣をそのまま持つ人は奴隷。

紙幣を別の資産に変える人は、奴隷を飼っている主。

主は、できるかぎり賢く、奴隷を使い倒そうとします。税優遇のあるNISAなどを利用している人たちや、より儲けようとする経営者たちは程度の差はあれど主ということです。

適切なお金の流れを知る

住宅は資産だという考え方があります。最初から自分のものとして所持しているものであれば、その考え方は正しいでしょう。

しかしながら、銀行からお金を借りた場合、それは、資産ではなく負債です。資産とはすなわち、あなたのポケットに現金を入れてくれるものです。逆に負債とは、あなたのポケットから現金を出していくものです。

住宅ローンを組んだら、もうあなたは会社の奴隷にすぎません。負債とはあなたを主ではなく奴隷にするためのツールです。

収入が増えた時、家を買おう、車を買おうというマインドになること自体はよくある話です。しかし、そうした浪費的なお金の使い方を続けても、うみだすものはありません。貯め込んでもインフレにより長期的には価値は落ち続けてしまいます。むしろ突然収入が下がり、生活水準を落とせずに破産間近になる人も多いもの。

適切にお金の流れをつくることができれば、資産を作るためのお金の使い方があります。それは「税金がかからない投資」へ優先に回すということです。

ウォーターフォール投資法

あなたが収入という蛇口から、グラスに水を注ごうとしたときどのように入れていくのが効率的でしょうか?

ひとつひとつコップを入れ替えてためていくことでしょうか。正解は、シャンパンタワーのように重ねていくことです。

滝から水が自然に流れ落ちるように、あなたのお金をあらかじめ作っておいたシャンパングラスに流すだけというシンプルな考え方です。そこに、複雑な投資のやり方はありません。

ステージA 

まずは蛇口から水(収入)が注ぎ込むのが最初のAステージです。ここでは支出を極力減らして、たくさんの水をステージB以降に流す資金を確保します。

ステージB

毎月一定の額を自動的に資産運用の為に天引きしていきます。そのとき利用すべきは税優遇される制度。具体的には「確定拠出年金」です。会社で導入していない場合は、個人型確定拠出年金(iDeCo、イデコ)を利用しましょう。

加入者個人の掛金に対する所得控除、運用期間中の運用益が非課税になるといったメリットがあります(また、受給金の退職金等化も可能となります)。もちろん元本割れのリスクはあるものの、利益が出た場合それをステージC以降に再投資すれば複利での運用が可能となります。

設定できる最低金額である5000円/月から開始できます。まずはここをはじめるだけで自動的にお金が増える最初のステップは完了です。

ステージC

ここでも税優遇された制度を活用します。「NISA」や「ジュニアNISA」を利用して、投資を行なっていきます。

この時、選ぶべきはETF(上場投資信託)です。一極集中ではなく、より広く分散投資を行うことを心がけましょう。

ステージD 

ステージCからよりお金が余った段階で、自由度のある投資を行います。皆が知る企業が成長することを予想し、株式を購入します。

このとき参考にすべきは投資家レイ・ダリオ氏やウォーレン・バフェット氏の買い方です。ウォーレン・バフェット氏のポートフォリオについては、インターネット上にて無料で見ることができますので、チェックしてみることをおすすめします。

著者
ミアン・サミ
独自の資産運用法であるウォーターフォール投資法を広めるべく、セミナーやイベントの開催のほか、Webメディアにもたびたび寄稿。ブロックチェーン業界にも携わり現在はHedera Hashgraph日本代表として、ブロックチェーンの進化した技術(ハッシュグラフ)とDLT(分散型帳簿)技術の発展と普及に携わる。
出版社:
かんき出版
出版日:
2018/07/25

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