量子力学とはアインシュタインの相対性理論とともに、現代理学の根幹となる学問です。目に見えない「ミクロな世界」で成り立つ自然法則を研究する学問で、物質の最小単位とする素粒子(量子)までを取り扱う学問です。
宇宙や地球上に存在する粒子は、観測されるまでは「波の波長」を持ち、観測されると「粒の性質」に変わる。そんな二重性を持っています(ヤングの二重スリット実験)。
そんな粒子と同じく人間には、意識と無意識という2つの意識構成が存在しています。その無意識下には人間の可能性が存在し、そこにアプローチすることで「可能性の扉」が開く。お金持ちになりたい、漠然と実現したいといった夢がだんだんと目の前に近づいてくるのです。
19世紀のアメリカで始まった「引き寄せの法則」はみなさんご存知でしょうか?ポジティブな思考であれば良い経験を、ネガティブな思考であれば悪い経験をもたらすといった考え方です。言うなれば「思考したものが現実化する」ということです。
現代の科学では説明できない、スピリチュアルな考え方かもしれません。ですが、この法則は科学的に説明できない部分ではあるものの、量子力学が現在発展途上の中でこれから実現できる物事になりえるかもしれません。
残念ながら、お金は強引に掴みにいったところでうまく集まりません。また、お金がない、今月は辛いといった欠乏感からは、マインドチェンジが生まれません。成功者ほど、見えない世界や考え方をベースにし、豊かさというマインドを軸としています。
そうした「稼ぐ」「取りに行く」というマインドセットよりも、「引き寄せていく」考え方で行動することが大切なのです。
想いを行動と実現に至らせるにはどうすれば良いのでしょうか。ただ、漠然と「お金持ちに明日からなる」というだけでは、決して前には進めません。
1:意識が変わると思考が変わる
2:思考が変わると言葉が変わる
3:言葉が変わると行動が変わる
4:行動が変わると習慣が変わる
5:習慣が変わると人格が変わる
そうして、現実が変わっていき、その循環によって人生が大きく変化していくのです。常々2億円が欲しい、恋人が欲しいと考えているのに、それが実現しないという反論もあるでしょう。
そこには、物事の実現までにタイムラグがあるということと、周波数があっていないという理由があります
素粒子が観測効果により波動から粒子に変わるように、もっと思考を具体的なイメージと言語化をすることによってより可視化されるのです。言葉は自分で意識的にコントロールして変えることが可能です。
できないではなく、できると自己暗示(アファメーション)をかけることにより、引き寄せたい夢や願望もより現実的にできるのです。
お金持ちになりたいとあなたが考えた時、最短最速で変えるためには行動しかありません。いくら頭で考えても行動を変えなければ現実は変化しません。
お金の使い方についてまずは考えてみましょう。
「浪費」「消費」「投資」という言葉、どういう風に理解しているでしょうか?
などと答えるのではないでしょうか。実際はもっとシンプルです。
この3種になります。
お金が貯まらない人や使うことが上手でない人ほど、消費の割合が大きく投資が0であったり、ほとんど行っていません。資産となるものや、資産として価値のあるものを、できるかぎり支払う金額を抑えて得ることが投資なのです。
あなたがこの先何に投資をしていくのかはわかりませんが、お金持ちになるためには、浪費を減らし、できるかぎり投資を増やしていくこと。それが最短で実現するための鉄則なのです。
投資方法は星の数ほど存在します。父の例ですが、父の友人の電子部品を取り扱う会社が社員の資金横領により倒産してしまいました。父はもう一度会社をやるべきだと、50万円を出資。トータルで1000万円が集まりました。その後、会社は上場し9000万円にまで値上がり。
もちろん応援したい気持ちで行ったものですが、このような形で花開くということもあるのです。
資産とともに負債という概念も存在します。マンションなどの不動産を購入し家賃収入を得ながらローンを返済していくという考え方もあるでしょう。
また利回りのいい銘柄を購入したり、長期で資産運用をしていく考え方も大事です。
逆に、投機的な側面のある暗号資産をはじめとする投資には手を出してはいけません。FX、先物取引、バイナリーオプションなども同じく危険性があります。というのも、短期的にはお金が増えることもありますが、値動きの乱高下で大きく資産を減らすこともあるからです。
また、投資を始めるといっても全ての資金を回すのは愚かしい行いです。20年かけて貯めた全財産を投資しすべてを失うといった友人もいました。余剰資金を上手に運用し、あくまで生活に支障をきたさない金額で実践していきましょう。
最後に紹介するのは「お金は使わないと入ってこない」といった考え方です。スピリチュアル系の本やお金の自己啓発本でよく言われるフレーズです。
これは、エネルギー保存の法則とつながりがあります。独立したエネルギーの総量は、たとえ形態が変化しても常に一定不変であるといった物理学の考え方です。
部屋の中にソファがあるとき、古いソファをすてなければ新しいソファーが入らないように、お金にも流れが存在します。では、新しいソファーを買ったり、お金をどんどん使って成功しようという考え方が正解なのかというとそういったことはありません。
自分が一括で支払える金額をより大きく実現できるように節約していったり、収入を増やしたり、投資していけば良いのです。いままで最大で100万円使ったことがある人は、200万円、300万円と上限値を上げていくことができれば、すなわちビジネスや仕事においてより同じだけ金額が入ってくるように自分を変革することが可能となります。
また、「自分がどれだけお金を切り詰められるか」ということも真摯に考えるべきです。そうすることで、浪費や消費が減少し、投資できる金額も増えます。
また、うまくいかなかったときに自分は最低限いくらあれば生きていけるといった状況がわかっているので、「まぁなくなっても生きていける」といった精神的な安定状態を保つこともできるのです。
また、出ていくお金を減らすといった倹約については、あくまで一定期間におさめることも大事です。命をすり減らすやり方をすると、長続きもしませんし、逆に入院などしてしまえば大赤字に転じます。
ムダ遣いしているものを減らし、最低限これだけで暮らせるというものを認識していくことこそが大事なのです。
※Bibroの要約コンテンツは全て出版社の許諾を受けた上で掲載をしております。