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月1500円のETF投資
前畑 うしろ
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投資信託・ETF等
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ETF投資のメリットとデメリット

突然「ETF投資がいい」と言われても、よくわからないものに大切な資産を投じるのは危険です。まずは自分の投資対象を理解することから始めましょう。

メリット

「ストップ高・ストップ安になる可能性が、極めて低い」

「破綻によるリスクがゼロ」

ETFは、個別銘柄ではありません。例えば証券コード:1570(正式名称:NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型)は、東京証券取引所一部に上場している約20000銘柄の中から選ばれた225銘柄の株価を独自の算出方法で割り出した指標(日経平均株価)に連動するように設計されています。

そのため、日経平均株価に採用された225銘柄が一斉にストップ高・ストップ安にならない限りこのETFもストップ高・ストップ安にはならないのです。

破綻によるリスクも同様で、225銘柄が一斉に倒産しない限り紙くずになることはありません。

225銘柄の中には、トヨタ自動車やソニーなど日本を代表する大企業が数多く入っていることも安心材料です。

デメリット

「資産を減らす可能性があること」

株価に連動している以上、高騰や暴落のリスクはつきまといます。そのため、購入した時点と比べて値上がり・値下がりによるリスクは常に付きまとうことを頭に入れましょう。

※日経平均株価と逆の値動きをするETFも存在します。「証券コード:1357(正式名称:NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型)」。

このようなETFを利用すると、相場の下落局面でも利益を狙うことができるのです。

ETF投資で儲けるためのルール

具体的な売買方法は、準備する自己資金によって変わります。しかし、自己資金がいくらであっても変わらないルールが存在するのです。

特に重要なものをピックアップしてみます。

自分だけのルールを作っておくこと

損をしている時、人は決めたルールを守るのが難しくなります。損失を最小限に抑えるためには「売る時のルール、買う時のルール」をしっかり決めてそれを守ること。そうすればたとえ損をしても納得できるのです。

最初は必ず少額で

リスクをできるだけ減らすためには、少ない金額でコツコツ買う方法が望ましいでしょう。

一番安いときに買うことに全神経を集中させるために、コツコツ買いで地道に儲けていくことが大切です。

「売りは早かれ買いは遅かれ」と言われるように、売るタイミングは難しいうえに短く、あっという間に終わるので利益が出た段階で売る準備をしておき、もっと上がりそうな雰囲気の時に躊躇せずスパッと売ることを徹底してください。

儲け損ねることもありますが、この先何十回、何百回と儲けるチャンスは巡ってきます。焦らず、欲を出さずにETF投資を楽しみましょう。

大儲けは狙わない

「欲張りは最大の敵」。たとえ千円であっても儲けることができれば、今後、売るタイミングと買うタイミングの技術がしっかりと身につくので、数年後ETF投資で資産を2倍、5倍、10倍にするための練習だと割り切ればたやすいはず。この先掴む大金のために焦らずに少額を儲けることに集中しましょう。

自分自身がAIになってデータを蓄積する

投資をしていくために自分なりにデータを蓄積し、基準を設けてリスクに備えることが大切です。ポイントは以下。

基準値を設定する

自分で日経平均の基準値をよく考えて設定し、その基準より高くなれば日経平均の下落を見込みETF1357を買い、基準より低くなったときは、日経平均の上昇を見込んでETF1570を買うといった手法をとれます。

この基準値を決めることは、ETF投資をするうえで一番大事な仕事であり、真剣に基準値を決める必要があるのです。

いきなり暴落はあるが、暴騰はない

要人のポジティブな発言などの原因があれば暴騰することもなくはないものの、前兆なく暴騰することはまずあり得ません。逆に暴落は、地政学リスク(戦争やテロ、災害)など常に潜んでおり、警戒しておくことが大切です。

ニュースなどを見て状況を見極める

日本政府や日銀は株価を下げたくないので、あらゆる手段を駆使して株価が上昇するように躍起になっています。日銀がETFを年数兆円買っていることは事実ですが、このまま買い続けていてもいずれ資金の底が尽き、欧米や外国人投資家に軍配が上がるかもしれません。ニュースなどを見て状況をしっかり見極めて判断する目が必要です。

アメリカが何を考えているのかを考える

現在、世界の基軸通貨はドルです。世界経済を握っているのもアメリカですし、貿易相手としても、日本はアメリカの顔色をうかがいながら自国の利益を模索しています。

未来永劫、日本が主導になり世界経済を動かすことはありません。ですからアメリカが何を考えているのかを考えるだけでも、この先の株価を予想するのに少しでも役立つのではないでしょうか。

著者
前畑 うしろ
元信用組合職員で、現コンビニのアルバイトが、たったの2種類のETF投資(日経225オプションではない)を武器に稼いでいる。 銀行マン時代の“プロの眼”とコンビニ店員の“アマチュアの眼”と第3、第4の目を持つ主夫。 一騎駆けのような気ぜわしい投資よりもじっくりゆっくり増やしていく方法を得意としている。
出版社:
ぱる出版
出版日:
2019/01/09

※Bibroの要約コンテンツは全て出版社の許諾を受けた上で掲載をしております。

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